2005年 02月 13日
謝ったら済む問題 |
NYのメディアの会社でインターンとして働くことになって一週間がたつ。
俺のボスと彼のボスからwebページのリサーチやアナライズの課題、もしくは課題(研修)を与えられ、勤務中はほぼオフィスでパソコンと向かい合う一週間だった。
外出するのはタバコを吸うとき、買い物を頼まれるとき、昼飯のときぐらい。
そのせいか、俺のボスと彼のボスの「すれ違い」を直に見ることもできた。
俺のボスはアメリカ人で、年は50過ぎ。製薬、金融業界を渡り、居間に至る。
彼のボスのボスはインド人で、40前後。8年前に渡米。経歴はまだ知らない。
そんな彼らは広告プロジェクトをもう一人の社員(俺じゃない)と担当している。
そんなある真昼間、突然俺のボスが、声をだんだん荒げてきた、
俺も耳を傾けることに。
聞いていると、3人の担当範囲が曖昧だったらしく、3人のうち2人が同じことをやっていた。
そして、俺のボスは彼のボスに
「なんできちんと説明しんかってん?時間の無駄やんけ!!」
と、感情的になり叫んでいる。それに対し、彼のボスは
「俺は,ちゃんと説明したぞ、聞いていなかったおまえが問題だ。」
と冷静に答える。
それに対し、俺のボスはさらに甲高い声で
「俺はそんなの聞いていない、ちゃんと俺は覚えている。」
そして、彼のボスは
「いや言った、そしてそのあとおまえは理解したかどうかと質問したときにYesと言った。」
と冷静に対応。
俺のボス:「いつ言ったんや、一ヶ月前か?半年前か?一年前か?」
彼のボス:「一週間前」
ってなかんじで、その後5分以上は「言った言ってない」「やったやってない」といった激しい議論は、片方は感情的に、もう片方はクールに・・・
その横で俺は、俺のボスがたまに、とんでもないスラングを使うので、笑いをこらえながら、パソコンに向かっていた。止めもしてない。
ただ、傍観。
この議論こそ「時間の無駄やな~」と思いながら。
ということを、韓国人の友人に話したら「なんで止めないんや?」と俺が責められた。
「時間の無駄とわかってるんやったらおまえがリーダーシップとってやっていったらええやん」といった具合に。
まあ「お互いが言い争いをしたいんだから、やらせたったらええやん」というのが俺の考え。そこで俺が止めたら彼らの争いの邪魔をすることになるから。何かやりたいことをやっているときにそれを邪魔されるのは誰でも腹立たしいと思うから。That's not my businessである。
だから俺は止めない、殴り合いにならない限りは。(ここまできたらさすがに止める)
そしてやっと、言い争いが終わったと思ったら、どちらも"I'm sorry"を言わないことが一番の驚きだった。
お互い謝ったら済む問題だというのはアメリカには本当にないのだろうか?
もし俺が今のボスに責められたら、まず謝るだろうけど。なぜなら、効率的に働いて、実りがあるインターンシップにしたいから。
そんな無駄な議論だと証明するかのように、喧嘩の後はお互いの間に重苦しい雰囲気があったし、2人の会話は次の日までお預けとなった。
その後お互い謝罪したのか知らないけど、同じ職場で働く同士でも"I'm sorry"はそれだけ重みのある言葉なのか?もしくは、それを言うことによって自尊心を傷つけるの言葉なのか?
そんなものより大事なのは、和解し同じ過ちを二度と起こさないようにすることだと思うけど・・・
俺のボスと彼のボスからwebページのリサーチやアナライズの課題、もしくは課題(研修)を与えられ、勤務中はほぼオフィスでパソコンと向かい合う一週間だった。
外出するのはタバコを吸うとき、買い物を頼まれるとき、昼飯のときぐらい。
そのせいか、俺のボスと彼のボスの「すれ違い」を直に見ることもできた。
俺のボスはアメリカ人で、年は50過ぎ。製薬、金融業界を渡り、居間に至る。
彼のボスのボスはインド人で、40前後。8年前に渡米。経歴はまだ知らない。
そんな彼らは広告プロジェクトをもう一人の社員(俺じゃない)と担当している。
そんなある真昼間、突然俺のボスが、声をだんだん荒げてきた、
俺も耳を傾けることに。
聞いていると、3人の担当範囲が曖昧だったらしく、3人のうち2人が同じことをやっていた。
そして、俺のボスは彼のボスに
「なんできちんと説明しんかってん?時間の無駄やんけ!!」
と、感情的になり叫んでいる。それに対し、彼のボスは
「俺は,ちゃんと説明したぞ、聞いていなかったおまえが問題だ。」
と冷静に答える。
それに対し、俺のボスはさらに甲高い声で
「俺はそんなの聞いていない、ちゃんと俺は覚えている。」
そして、彼のボスは
「いや言った、そしてそのあとおまえは理解したかどうかと質問したときにYesと言った。」
と冷静に対応。
俺のボス:「いつ言ったんや、一ヶ月前か?半年前か?一年前か?」
彼のボス:「一週間前」
ってなかんじで、その後5分以上は「言った言ってない」「やったやってない」といった激しい議論は、片方は感情的に、もう片方はクールに・・・
その横で俺は、俺のボスがたまに、とんでもないスラングを使うので、笑いをこらえながら、パソコンに向かっていた。止めもしてない。
ただ、傍観。
この議論こそ「時間の無駄やな~」と思いながら。
ということを、韓国人の友人に話したら「なんで止めないんや?」と俺が責められた。
「時間の無駄とわかってるんやったらおまえがリーダーシップとってやっていったらええやん」といった具合に。
まあ「お互いが言い争いをしたいんだから、やらせたったらええやん」というのが俺の考え。そこで俺が止めたら彼らの争いの邪魔をすることになるから。何かやりたいことをやっているときにそれを邪魔されるのは誰でも腹立たしいと思うから。That's not my businessである。
だから俺は止めない、殴り合いにならない限りは。(ここまできたらさすがに止める)
そしてやっと、言い争いが終わったと思ったら、どちらも"I'm sorry"を言わないことが一番の驚きだった。
お互い謝ったら済む問題だというのはアメリカには本当にないのだろうか?
もし俺が今のボスに責められたら、まず謝るだろうけど。なぜなら、効率的に働いて、実りがあるインターンシップにしたいから。
そんな無駄な議論だと証明するかのように、喧嘩の後はお互いの間に重苦しい雰囲気があったし、2人の会話は次の日までお預けとなった。
その後お互い謝罪したのか知らないけど、同じ職場で働く同士でも"I'm sorry"はそれだけ重みのある言葉なのか?もしくは、それを言うことによって自尊心を傷つけるの言葉なのか?
そんなものより大事なのは、和解し同じ過ちを二度と起こさないようにすることだと思うけど・・・
by nanuyoshinida
| 2005-02-13 15:33