2005年 01月 27日
今日も魂消たよ。今日はアメリカの会社に・・・ |
今私はコロンビア大学の図書館でこれを書いています。
勿論、私はコロンビアの学生ではないけど、IDなしで入れる図書館があることを友人から聞いたので2日に一回のペースでここに来ています。前にも書いたように(ニューヨークのだるいところ)、ニューヨークの常識では考えられないことなんだけど・・・
そんなコロンビアカブリの日本の大学生は、来週からニューヨークのメディア関係のアメリカの会社でインターンできるはずだった。
その予定通りに行かないのが、ニューヨークなんすよね。
インターンをするために履歴書を送って、インタビューをすることになった。
そして電話で企業の人とアポイントメントをとり、面談の日時を決めた。
その際に、企業側から、私に働いてもらうつもりである、だから今日の面談は具体的な仕事の内容を確認するから、とのことだった。
その際、こんなに物事がうまく運ぶなんて思っていなかったから、「入るのは簡単だけど、切るのは早い(もしくは持続させるのが難しい)」、アメリカ社会の象徴じゃないか、ぐらいにしか考えていなかった。
しかしである。
いざ会社に行き、ミーティングルームへ、そして、フレンドリーながらも、笑顔が素敵な女性のインタビューアーは、志望動機、自分の長所、そして私の今までの経験など、就職試験のようなことを聞いてくる。
緊張していたが、自分の思っていることは伝えれたと思う。
そして、面談が終わったと同時に、私を混乱に陥れる一言が・・・
女性のインタビューアーから「今日の結果は今日の夜か明日までに連絡するから。」と女優並みの素敵な笑顔で言われたとき、思わず「What are you talking about?」と言い返しそうになった。
実はライバルがいたらしく、今日は面談ではなく面接、インターンの試験だったのだ。
インターンの席は一人、そして応募者が何人かいたから、試験をすることにしたらしい。
私以外の応募者は大学生や既に働いた経験があるアメリカ人らしい。
魂消た・・・
面接中、「アメリカの会社に入ったのは初めてなので少し緊張してます。」、ということを面接官に言ったら、彼女は(面接官は女性3人、一人一人20分ぐらい面接)「何言ってんの、普段どおり気軽にしててよ」。そして彼女たちは忙しいらしいから、「忙しいのに申し訳ないです。」と言ったら、彼女は、「あなたとの会話は、私の宝物だよ」。語学の話になって「俺の英語は完璧じゃないから、英語を喋れるとは言えない。」、と言ったら、「何言ってんの、私の日本語より全然マシだよ。」
だから、これは面接である、ビジネスであるという雰囲気は微塵もなかった。
でも、先行きは厳しいようである。
現在アメリカ時間で1月26日夜7時、その会社からの電話はない。
アメリカの会社では晴天の霹靂的なことがよくあるらしい。
前日まで、すべてが上手くいっていたけど次の日の朝会社に行くと自分の椅子がない。
他に、「口で言ったことや約束したこと」と実際にやっていることが全然違う、でも「約束した証拠」がないから誰も責めることができないし、約束を破った本人も悪気を感じない。
これらは日本を基準として考えると、晴天の霹靂になるんだろう。
実際、身動きが取れなくなって混乱している日本人がここにいるんだから・・・
ただ、なんとなく分かる気がする、
「なぜアメリカは訴訟大国なのか・・・」、「なぜアメリカは契約社会なのか・・・」。
その答えは、アメリカは多様な文化がある国であるがゆえに、常識(価値観)が各々違ってくる、そこで自分の常識(価値観)を、常識(価値観)が違う他人との対立が「訴訟」に発展するのではないか。逆にその訴訟を防ぐために「紙面上での契約」を大切にするのではないか。
勿論、私はコロンビアの学生ではないけど、IDなしで入れる図書館があることを友人から聞いたので2日に一回のペースでここに来ています。前にも書いたように(ニューヨークのだるいところ)、ニューヨークの常識では考えられないことなんだけど・・・
そんなコロンビアカブリの日本の大学生は、来週からニューヨークのメディア関係のアメリカの会社でインターンできるはずだった。
その予定通りに行かないのが、ニューヨークなんすよね。
インターンをするために履歴書を送って、インタビューをすることになった。
そして電話で企業の人とアポイントメントをとり、面談の日時を決めた。
その際に、企業側から、私に働いてもらうつもりである、だから今日の面談は具体的な仕事の内容を確認するから、とのことだった。
その際、こんなに物事がうまく運ぶなんて思っていなかったから、「入るのは簡単だけど、切るのは早い(もしくは持続させるのが難しい)」、アメリカ社会の象徴じゃないか、ぐらいにしか考えていなかった。
しかしである。
いざ会社に行き、ミーティングルームへ、そして、フレンドリーながらも、笑顔が素敵な女性のインタビューアーは、志望動機、自分の長所、そして私の今までの経験など、就職試験のようなことを聞いてくる。
緊張していたが、自分の思っていることは伝えれたと思う。
そして、面談が終わったと同時に、私を混乱に陥れる一言が・・・
女性のインタビューアーから「今日の結果は今日の夜か明日までに連絡するから。」と女優並みの素敵な笑顔で言われたとき、思わず「What are you talking about?」と言い返しそうになった。
実はライバルがいたらしく、今日は面談ではなく面接、インターンの試験だったのだ。
インターンの席は一人、そして応募者が何人かいたから、試験をすることにしたらしい。
私以外の応募者は大学生や既に働いた経験があるアメリカ人らしい。
魂消た・・・
面接中、「アメリカの会社に入ったのは初めてなので少し緊張してます。」、ということを面接官に言ったら、彼女は(面接官は女性3人、一人一人20分ぐらい面接)「何言ってんの、普段どおり気軽にしててよ」。そして彼女たちは忙しいらしいから、「忙しいのに申し訳ないです。」と言ったら、彼女は、「あなたとの会話は、私の宝物だよ」。語学の話になって「俺の英語は完璧じゃないから、英語を喋れるとは言えない。」、と言ったら、「何言ってんの、私の日本語より全然マシだよ。」
だから、これは面接である、ビジネスであるという雰囲気は微塵もなかった。
でも、先行きは厳しいようである。
現在アメリカ時間で1月26日夜7時、その会社からの電話はない。
アメリカの会社では晴天の霹靂的なことがよくあるらしい。
前日まで、すべてが上手くいっていたけど次の日の朝会社に行くと自分の椅子がない。
他に、「口で言ったことや約束したこと」と実際にやっていることが全然違う、でも「約束した証拠」がないから誰も責めることができないし、約束を破った本人も悪気を感じない。
これらは日本を基準として考えると、晴天の霹靂になるんだろう。
実際、身動きが取れなくなって混乱している日本人がここにいるんだから・・・
ただ、なんとなく分かる気がする、
「なぜアメリカは訴訟大国なのか・・・」、「なぜアメリカは契約社会なのか・・・」。
その答えは、アメリカは多様な文化がある国であるがゆえに、常識(価値観)が各々違ってくる、そこで自分の常識(価値観)を、常識(価値観)が違う他人との対立が「訴訟」に発展するのではないか。逆にその訴訟を防ぐために「紙面上での契約」を大切にするのではないか。
by nanuyoshinida
| 2005-01-27 09:14